2015年9月24日木曜日

MAVIC 2015 R-sysベアリング交換

ども

さてさて

これが本当のラスト

ジャンさんの2015R-sysのベアリング交換です

受け取ってキシリウム125と重さ比べてみると

やっぱりアールシス軽い…

フロントなんてタイヤ付いてんの?ってくらい軽い

これにラテックスチューブ、軽量タイヤとかにしたら登坂最強と言われてるのは間違いない

でわでわ

分解します

まずはフロントから

マヴィック特有のガタ取りの工具を使って……ってない!

穴がない!



ということはこれ、ただのキャップか!

おそらく右か左のどちらかが外れるんだろうと思いがんばってみるも全く取れない

うーんと悩んでいたら

左がポロンと取れた

コツはテコの原理で割れないようにコソコソやることです

ハブのマヴィックロゴが、サドルに座った状態で逆にならずに読める状態が正しいホイールの向きです

で、ベアリングを確認

何これデカイ



品番はNSKの6802D

接触型に間違いない

というか

このベアリング、めちゃくちゃ渋いなーと思って指で触ったらゴリゴリしてる…

やばくないか?と抜き取ってみると

なぜか溝切りがされていた



なので、もちろん非接触型の6802VVを発注

というか

分かってはいたけど、アールシスのハブとキシリウムのハブは違う

とにかくシャフトが太い

リア


フロント




これが剛性に準ずるものなのか、あのカーボンスポークのためなのかどうなのか

リアはというと

あれ?

構造的にはキシリウムと同じなのに、またもやガタ取りの穴はないし、シャフトも太いしベアリングも違う

フリー側はキシリウムと同じ

ここは手持ちであったenduroを入れます







次に残りの6802VVのベアリングを入れ…あれ?



なんか、圧入すると多少のゴリ付きが出る

これは、元のベアリングが斜めに入っていたからハブにクセが出てるな

非常に納得いかないので、ジャンさんに連絡して再度新しいものを発注

次は更に精度を上げて圧入してみた

ゴリもなく、ストロベリースムース

これで惰性の速度も確保でき、きつくなったときにクランクを踏む=促進力という消化的なケイデンスにならずに済むかも?

しかし、このキャップ

最初もそうだったけど、ちょっと浮いてんのはなぜ?

ベアリングの圧入が甘いのか?

とある、お寿司屋さんのかブログではキャップが不具合でカタカタ鳴るようなり、マヴィックともめて、17000円のいらない付属品も付いてくるパーツをなんとか無償保証にしたとか

ジャンさんも試走して音の確認をお願いします

それでは、健康で安全に


2015年9月14日月曜日

MAVIC ksyrium125、CosmicCarbone40T、R-sysリアにENDUROセラミックベアリングを編

ども

まだまだベアリングの交換続いてます

で、今回はベアリング交換のラスト?

キシリウム125などmavicのリアのフリー側の2枚のベアリング

これ、2013年からのmavic独自オーダー規格なので一般流通はしてません(R5という名前だけど実際の流通品のR5とは違う

なので、今までのように一般工業流通品の非接触タイプを使うことは不可能

サイズは外径22mm、内径9mm、幅7mm

確か一般でR5というサイズは外径が22.3とか少し大きいんですよね

ガバガバなら入るのかもだけどそれは怖い

そこで、ENDUROさんが慌てて規格合わせて出しているMR9227を使用するしかない



セラスピだと1万以上らしい…

ENDUROも1番上のZEROグレード3しか作ってないので似た者同士かな(値段は1/3以下だけど


どれどれと指で回すと

やっぱり、最初はグリスの関係で渋い…

自分のカスタムした370円の非接触タイプの方が軽い

では

同じようにしましょう!

パカッと


ベタベタのモリモリでした

シールの部分も日本製のNTNとかの方が精度は高い

はい

脱脂しまして、スペシャル仕様に変更

うん、回る

でも、やっぱり正直スチールの非接触タイプと大差なし…

やっぱりセラミックの名前だけなのか…どうなのか

とりあえず、まずはホイール側に圧入


次は最後のフリーの中


見た目は良し

で、取り付けてシャフトを持って回してみると…

うわ、止まる気配無し

全然違うわ

最初が接触タイプだったから差は歴然

でも、これがスチールの非接触タイプで全部できてもあまり変わらないかも…(実際にフロントはスチールの非接触だけだけど、止まる気配無し

スチールで非接触タイプは安いしここまで変化するならお勧めですね(今更か

しかし、とうとうベアリングまでやってしまった

これでもう逃げ道なし!!

そうでしょう?

ジャンさん

次はあなたの2015R-sys

フロントもNSKじゃなくてNTNかなー?

それでは、健康で安全に




2015年9月4日金曜日

MAVIC ksyrium125、CosmicCarbone40T、R-sysベアリング交換への道~圧入の巻~

ども

前回の続きでして

今回は実際にプーラーでベアリングを外して、最終的に圧入までやってみました

プーラーはこれ


画像に撮り忘れましたけど、他にもパーツ付いてきてます

説明は付いてこないのですが、webで検索するとすぐに見つかります

自分はホイールに傷が付かないように指サックみたいにカバーしてます

8mmからあるので、自転車などの小さい内掛けが必要なベアリングには最適でした

まず、セオリー通りにベアリングを抜いていきます

特に難しいことはないです

最初にパキンと音がしたり、ギュッギュッと抜き取るときに音がしたりしますけど

焦らないでやれば大丈夫です

ハンマー打ち抜きの方が怖いので・・・



125のベアリングを抜き取りまして





自作の圧入機材で・・・



色々な自作の圧入機材を見ましたけど

やっぱり、レンチで締めるのはベアリングに無理に力を加えてしまい、ハブ自体にも破損の恐れがあるので

自分は摘み付きの「ちょうナット」で手の加減で締めていくことにしました

手の感覚って本当にすごいと思った

実際にレンチで締める必要のないくらいの力でOKですし

なので、全く破損することもなく

ワッシャーを4枚重ねて厚めに使用したので撓むこともなく綺麗に収まりました

見た目とか数万円の専用工具に比べると?って感じですけど、使用感含めてそこまで大きな違いはないと思います・・・

そうそう

工具はM8のスレッド棒にM8、22mmのワッシャー、M8のちょうナットです

必要であればワッシャーのサイズを揃えたり、ちょうナットではなく長めのボルトを用意してもいいいかもですね

同様にCC40Tも行いました


圧入開始





で、どうなったかというと・・・

見違えたというか、もう別物のような回転具合

スキュワーで締めても回転がベアリングに指を突っ込んでホイールを回した感じとほとんど変わらない

自分はDTswissのスキュワーなので、締め付けを結構強くできるんですが

空回りの動力も伝わりホイールが逆回転することもあったんですけど

もしかしたら接触型のベアリングが悪さをしていたのかも?

リアのフリー側とフリー内のベアリングは規定サイズが、一般的なメーカーから出ていないので要検討です

良い感じだー

次はジャンさんのR-sysの交換をします

画像見た感じ、フロントもNTNかもしれないなー

あ、そうだ

NTNもNSKもスチールのレースが付いてました

もしかして125のフロントの6901D1というのは

接触型でレース無しってことかも

でも、非接触型に遠く及ばない回転なんですけどね・・・

それでは、健康で安全に


MAVIC ksyrium125、CosmicCarbone40T、R-sysベアリング交換への道(NTN?NSK?

ども

つい先日までえらく暑かったのに、急に冷えてきましたね

これからが良いシーズン(え?

で、今回はずっと気になっていたベアリングについて

そう、キシリウム125とCC40Tのベアリングです

有名な話でマヴィックさんはヨーロッパの気候を考慮して?雨とか汚れを優先的に考えて接触型のベアリングを採用してます

それで、回転が渋いとか言われてしまって、他にも理由はありますがハブがだめだとかも言われたりしてるみたい

で、自分の持っているこの2本のホイールのベアリングを変えたいなーと思っていて

コメントにも頂いたんですけど、やっぱりちょっと非接触型にしようと思いました

とりあえず分解してベアリングの確認

125のフロントはNSKの6901D1



ふむふむ

NSKは確か日本の・・・INDONESIAと書いてあるぞ!!!

精度はどうなんだろうか・・・一応125限定モデルよこれ

リアはNDSがNTNの6901LU



フリー側が特殊なSFKのBB1-0379B・・・かな?





フリーの中のベアリングもSFKの同じモデルでした

1セットのホイールに違うメーカーが3つ

Blogとかでマヴィックベアリングを非接触型のNTNにしましたという記事をよく見ますが

自分はなぜマヴィック自体がこの3種類にしているのかが気になりました

同じ6901番のNTNとNSKを比べてみると、ベアリングの球の数は同じ10球、等級は0

等級0??

なんだと?

そんなグレード知らない!!

と、思ったら

受けの精度だった

受けの精度は0が平級らしい

球のグレードは表を見てもわからず…

やだやだ!!

という人は、このベアリングの球だけ抜き取って球だけ別にオーダーしましょう

等級3くらいで

すぐに受けがボロボロになりそうだけど…

でも、このベアリング1つ370円ですよ?

悪くなったらまた新しいのを買えばよいじゃないかと思いました

その方がよっぽど状態の維持ができそう

ノーブランドの受けも球も全てフルセラミック5000円とかもありますが

話し戻して

NSKとNTNの比較表はこれ

NSK


NTN

実際にゴムシールを外してみるとNTNの方にはスチールレースがベアリングについている



NSKにはおそらく樹脂製のリテーナーに球がハメ込んであるだけで、スチールレースはなし



回転を比較するとグリス添加でNTNは2700、NSKは3000

天候気にせず飛び道具的にヒルクライムレースオンリーなら、開放型でオイル添加が最強

もしかしたらこのボールレースの差が出ているのかな?

肉眼で外径の厚みは変わらずに内径の受けの厚みがNTNの方が厚いように見えるから、もしかしたら球の大きさは同じじゃないかもしれない

それも影響してるかも

じゃあ、なんでNSKで統一されてないのかなぁと

リアのNTNはカーボンスポーク側に使われているから、トラコンプの力を加えても大丈夫なように、球の潰れより受けの厚みを重視している?

それもレースとかで強度がでるのだろうか?

表を見たところ差はないけども

あとは、このベアリングの溝の掘り方の違いかな?

というか、金属レースを外して実際の球を肉眼で見てないのでなんともいえないなぁ(結局何もわかってないw

そうそう

NTNとNSKはアルファベットで金属の非接触型かゴムなのか、接触型なのかを明記してます

で、125のフリー側とフリー内のベアリングの代えが全くわからなかった…

もしかしたら、この後外すCC40Tと同じかもしれないので確認してみます

CC40TのフロントはNSKの6901D(JAPAN!!!)



リアのNDSも同じだった

フリー側は謎の黒いベアリング(こええ)



フリー内はNSKの6RD(INDONESIA、またかよ!!)




で、この6RD

実際の6Rと採寸が違う特注品らしく

現在交換できるのがセラミックスピードしかないらしい

これ1枚に16000円は出せねぇ・・・

黒い謎ベアリングはこのフリーとサイズ的にそこまで変わらなかったから同じかな?

125のベアリングと比べてみると

うーん、サイズは同じっぽい

ということは、フリー側は全てセラミックスピードしか交換できないってことかな?

でも、杉山さんENDUROで合うのがあると言ってたし

今度ベアリング持って行って見て来よ

で、CC40TのベアリングにはNTN製の物はなく、フロントとリアNDSは同じNSK

やはり、125のNTNベアリングはカーボンスポークが関与しているとみた

ベアリングの耐えられる負荷の基準とかで別けているんかなー?

表を見ると強度とか同じなんだけども

適材適所ってことなんですねー

この後にジャンさんの2015年R-sysのベアリングも確認する予定

とりあえず、6901のNSKとNTNの非接触型を発注

次回は実際に交換してみて変化を確認してみます

と、いうか

マヴィックさん!!!自社でベアリングも作ってくださいよー!!!!(非接触規格で

もしくは、セラミックで何処かにOEMかけてよー

それでは、健康で安全に